日本の産婦人科で採用されている分娩には、様々な方法があります。産婦人科によっても取り入れている分娩方法は異なりますので、これから妊娠・出産のご予定がある方は、ご紹介する分娩方法を参考にしてみてください（妊娠・出産は健康保険適用外です）。

分娩の種類は、経腟分娩（経膣分娩）と帝王切開の2つです。さらに経腟分娩は自然分娩（ソフロロジー式・ラマーズ法・フリースタイル分娩など）と、医療処置が必要な分娩（無痛分娩・計画分娩など）に分けられます。

自然に陣痛が起こるのを待って、腟から分娩する方法です。「分娩に対する不安や心配が痛みを強めてしまう」という考えから、呼吸法やイメージを重視した方法が用いられます。

帝王切開は逆子や多胎妊娠など何らかの問題が生じて、経腟分娩が難しい場合に用いられる分娩方法です（手術・検査・薬代は健康保険適用）。子宮を切開して赤ちゃんを取り出します。

あらかじめ経腟分娩が難しいと判断された場合、予定帝王切開となり、日程を調整して手術を行うことになるのです。また、分娩直前や分娩中に経腟分娩が難しいと判断されると、緊急帝王切開となるケースもあります。