産科・婦人科で使うお母さんの入院用品

まず、出産のための入院準備は、産科・婦人科の入院のしおりなどを確認しながら、臨月に入る前の35週頃までに準備しておきましょう。いつでも持ち出せるように、バッグへ入れてまとめておくのがおすすめです。妊婦健診からそのまま入院になったり、外出先で破水して入院になったりした場合に備えて、家族や友人に入院用品がどこに置いてあるかを伝えておくと安心です。

入院の手続きでは母子手帳と診察券、健康保険証、印鑑が必要です。こちらは常に携帯するようにしましょう。

退院後の生活用品

退院後は2週間から1ヶ月程度は買い物に行くのも大変です。赤ちゃんは1日に何度も着替えることになるので、着替えは最低でも3～4組、新生児用の紙おむつは1袋用意しておきましょう。赤ちゃんは日に日に大きくなっていき、衣類やおむつはすぐに小さくなってしまいます。買いだめはせずにネット通販などを利用して適時買い足していくのがおすすめです。

また、沐浴のための道具や爪切り、おしりふきなどの衛生用品は必要になるものですが、授乳用品は母乳が出るかどうかで異なります。まずは哺乳瓶一式と小分けされたミルクを用意しておき、必要に応じて買い足しましょう。

産後のサポート

少なくとも退院後2週間は家事などを手伝ってもらったり、上の子の面倒を見てもらったりするサポートがあった方がよいでしょう。夫の協力が得られず近くに家族や友人がいない場合には、お住まいの市区町村のサポートを利用する方法もあります。退院後の1～2週間だけでも、市区町村のサポートサービスや有料の家事サービス、保育サービスを使うことを検討しましょう。

費用面

出産費用は医療保険が適用されない場合が多いので、不安に感じている方も多いでしょう。しかし、お住まいの市区町村や加入している健康保険組合（医療保険証の発行元）のサポートが受けられることもあります。お住まいがある自治体や加入している健康保険組合により内容は異なりますので、あらかじめ問い合わせておくと計画が立てやすいです。

健康保険組合からは40万円程度の分娩費用（出産育児一時金）が支給されますので、あらかじめ金額と申請方法を確認してください。お住まいのある市区町村には児童手当の申請窓口や出産祝い金の有無だけでなく、出産や育児に関する相談窓口も確認しておきましょう。女性医師のいる病院での出産を希望する方は、早めに探しておくことをおすすめします。