自然分娩

自然分娩は、妊婦さんに訪れる自然な陣痛でお産を行う方法です。陣痛の強さや長さなどは妊婦さんによって様々です。産道の柔らかさや妊婦さんの体力など、陣痛は出産時間にも影響します。

誘発分娩

誘発分娩とは、「陣痛促進剤」という薬を使って陣痛を誘発する方法です。陣痛が遠のいてしまった場合や本格的な陣痛に移行しない場合に、お腹の赤ちゃんの状況や妊婦さんの体力を総合的に判断して行います。
なお、刈谷市の産婦人科G&Oレディスクリニックでは、誘発分娩に対応しております。

吸引分娩

吸引分娩は、赤ちゃんの頭が産道につかえてしまい、うまく通過できない場合に行われる方法です。シリコン製や金属製の丸い形をしたカップを、赤ちゃんの頭に直接当てて吸引します。

鉗子（かんし）分娩

鉗子分娩は、鉗子（かんし）と呼ばれる、はさみのようなもので赤ちゃんの頭を挟んで出す方法です。妊婦さんのいきみのタイミングで行います。鉗子分娩の歴史は長く、1600年代から行われていたともいわれています。赤ちゃんは、体の向きを変えながら産道へ向かって進んでいきます。

体の向きが異常である場合、赤ちゃんの心拍が下がっている場合など、早急に出産を終えなければならないといった場合に行う分娩方法です。

無痛分娩

無痛分娩は、麻酔薬を使用して陣痛の痛みや出産の痛みを和らげて出産を行う方法です。日本では、ほぼ90％の割合で本人希望による実施が行われています。痛みによる交感神経系の作用によって起こりうる、血圧の上昇や心臓への負担を軽減できる点が無痛分娩の特徴です。

無痛分娩のやり方には医療機関によって違いがあり、どのような方法で行われるのか正しい知識を得た上で選択することが重要となります。無痛分娩を希望している方は、初診時に伝えておくとよいでしょう。

刈谷市の産婦人科・G&Oレディスクリニックにおいても、無痛分娩を実施しております。

もう一つの分娩方法の帝王切開をみていきましょう。帝王切開は子宮切開によって赤ちゃんを取り出す方法で、「予定帝王切開」と「緊急帝王切開」があります。

予定帝王切開は、あらかじめ日程を決めて計画的に実施する方法です。赤ちゃんが逆子の状態になっている、子宮筋腫などの合併症があり経膣分娩がハイリスクであると判断された場合に、予定帝王切開は適応されます。

緊急帝王切開は、緊急で赤ちゃんを取り出す方法です。当初は経膣分娩を予定していたが、母子ともに危険な状態になる可能性が出てきた場合に行われます。

なお、刈谷市のG&Oレディスクリニックでは、緊急を要する帝王切開にも対応しております。