妊娠初期について

妊娠初期は、妊娠してから12週から15週までを指します。個人差がありますが、妊娠4週から6週程度の妊娠初期では、妊婦さんの外見的な様子や体調にはほとんど変化が現れません。

ただし、基礎体温の高温期が3週間以上続きます。また、尿検査で妊娠反応が出た場合でも、エコー検査で赤ちゃんが発見できないケースも多いです。この時期の赤ちゃんは胎芽と呼ばれ、胎児の状態にはまだなっていません。そして妊娠7週から8週にかけて、ようやく頭や胴体などの形成が見られます。

また、脳の神経細胞、生殖器など大事な部分が形成されるのもこの時期です。妊娠7週ぐらいにかけてエコー検査を行うと、赤ちゃんの心臓の動きが確認できることも多く、つわりが起き始めるのもこの頃からです。妊娠8週から11週を迎えると、細かな鼻や唇、内臓なども形成され始め、人間らしい形になっていきます。頭の大きさは2cmから5cm程度です。

12週から15週ごろには胎盤が完成し、流産の可能性が低くなってきます。赤ちゃんも内臓などの臓器が完成し、すくすくと成長する段階に入ります。特に妊娠初期は母子ともにとても大事な時期なので、タバコやお酒類は控え、規則正しい生活を送るようにしてください。

妊娠中期について

妊娠中期は16週から27週の期間です。妊娠中期になると母体にも変化が見られ、お腹の膨らみが大きくなってきます。それに伴い、洋服もゆったりとしたマタニティーがおすすめです。

赤ちゃんは全身の筋肉や骨の形成が進み、身長・体重に大きな変化が見られます。妊娠5ヶ月にあたる16週から19週ぐらいの赤ちゃんは、手足を動かせるようになってきます。20週から23週を迎えると、骨格がしっかりとしてきて眉毛など細かい部分の毛もうっすらと生えてきます。24週から27週ごろには呼吸器が発達し、脳も形成されていき、活発な動きが増えてきます。赤ちゃんの体重が1000gに達することも珍しくありません。

妊娠後期について

妊娠後期は28週から35週までの時期です。赤ちゃんは皮下脂肪もついて、丸みを帯びた形に成長していきます。聴力も完成し、外の音に反応することもあるので、たくさん話しかけてあげましょう。

妊娠28週から31週で赤ちゃんの体重は1000gを超え、大きい赤ちゃんだと1300g程もあり、身長は38㎝から40㎝くらいになります。妊娠35週目を迎えると赤ちゃんの体重も大きく増え、1700gから1900gへと成長します。

妊娠後期、臨月について

36週から39週を後期、臨月と呼びます。赤ちゃんの身体もほぼ完成し、いよいよ赤ちゃんが下がってきて出産へと向かいます。生まれる直前の赤ちゃんの体重は3000g前後、身長150cm程度が一般的です。

この段階になるといつ陣痛が起こってもおかしくありません。お腹の張りや痛みを感じたら、ご家族へすぐに連絡が取れる体制にしておきましょう。陣痛は不規則な前駆陣痛から始まり、本格的な陣痛へと移行していきます。陣痛が10分～15間隔になったら病院に連絡しましょう。陣痛が始まってもすぐに生まれることは少なく、平均で12～13時間かかることが多いです。

知立市の近くにあるG&Oレディスクリニックでは、陣痛が始まったときから出産ケアまで、妊産婦さんが部屋を移動することなく分娩できるよう、LDRルームを完備しております。LDRルームは分娩と休憩室が一緒になった部屋です。分娩室への移動がございませんので、その場ですぐに出産準備や分娩が行えます。