助成制度の対象者

安城市では不妊で悩む方の経済的な負担を減らすことを目的に、不妊治療等助成制度を設けています。

以下の条件を満たす方が対象者となります。

1．医師から不妊治療が必要と診断され、治療期間中に（1）または（2）の方

（1）法律上のご夫婦で、どちらかが安城市に住民登録がある
（2）安城市に住民登録があり、同一世帯で事実上婚姻関係にある男女

2．ご夫婦とも医療保険各法の規定による被保険者、組合員または被扶養者

3．妻の年齢が43歳未満（治療開始日の年齢）のご夫婦

助成制度の対象治療

次に、対象となる治療は以下のとおりです。

• 不妊検査
• 治療の効果を確認するための検査
• ホルモン療法
• タイミング法
• 一般的な不妊治療（人工授精など）

助成制度の対象費用・支給額

対象となる費用は以下のとおりです。

• 不妊治療に要する費用として負担した自己負担額
• 健康保険適用外の費用

※対象外の費用：治療に直接関係のないベッド差額、食費など
※申請時に必要な受診等証明書の文書料は助成対象

支給額に関しては、1夫婦1年度につき自己負担額の2分の1、上限額は5万円です。

※1年度…3月受診分から翌年2月受診分まで

参考：安城市のホームページ

不妊の検査・治療には何かとお金がかかるため、助成制度を活用することで経済面での不安を解消しやすくなります。ただし、助成要件や申請期限などは変更する場合もあるため、必ず公式ホームページを確認することが大切です。

カウンセリングが果たす役割

カウンセリングは心理的な安定をサポートし、不妊治療におけるストレスを軽減するのが主な役割です。カウンセリングを通じて治療などに対する理解を深め、自分自身の状況に基づきながら適切な判断ができるよう支援します。また、感情や生活状況などを詳細にヒアリングし、個々のニーズに合わせたケアプランの提案も行います。継続的なカウンセリングにより自己の感情を理解し、心身の健康を維持するケア方法を学べるなど、不妊治療の質を向上させることにつながります。

カウンセリングに対する正しい理解と準備

カウンセリングは一人ひとりが抱える不安やストレスをカウンセラーと共有し、問題解決の糸口を見つけ出す場となります。効果的なカウンセリングを受ける場合、自分自身の感情や考えを正直に話すことがポイントです。カウンセラーが個々の状況を理解しやすくなります。

また、カウンセリングを最大限に活用するうえで、パートナーや家族とのコミュニケーションも重要です。パートナー・家族間で妊娠・出産・不妊治療などに関する考えや気持ちを共有し、理解し合うことが求められます。治療の進行状況や医師からのアドバイスなどについて定期的に話し合い、互いの思いや不安を共有できると、サポート体制が整えやすくなります。